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「服をめぐる」23号

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「服をめぐる」23号

「服をめぐる」衣服の研究現場より第23号のデザインと撮影を担当しました。
夏の発行ということもあり、淡い水色やグリーンといった色合いで全体を爽やかな軽いトーンにしています。
また、コーナーごとの細部まで楽しい仕上がりとなっています。

この号では本の表紙と裏表紙を衣替えして、これまで1700年代のイラストレーションで展開していたところをうって変わって収蔵品にクローズアップしていくという変化のタイミングでもありました。
表紙には18世紀の貴族階級や19世紀の富裕階級の女性たちが履いていた靴が取り上げられています。当時靴の左右には区別がそれほどなく、薄く柔らかで、現代の私たちが履いている靴とは用途も履いていくシーンも全く違うものだったそうです。心なしかサイズ感が小さくて儚い印象があります。

一人一品のコーナーでは、テキスタイルアーティストとして刺繍作品を発表されている宮田彩加さんがご紹介されています。草花の模様が織り込まれた「胴衣」と呼ばれる収蔵品からインスピレーションを受け、新たな刺繍作品を制作してくださいました。普段の作品作りにまつわるインタビューもぜひご覧ください。

発行 公益財団法人 京都服飾文化研究財団(KCI)
編集 筒井直子・福嶋英城・五十棲亘・木下ミルテ(京都服飾文化研究財団)
デザイン 坂田佐武郎・桶川真由子(Neki inc.)
写真 成田舞(Neki inc.)

関連プロジェクト 服をめぐる 第22号第20号
関連サイト KCIウェブサイト

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